ブランド服をクリーニングに出す時の注意点
ご存知でしょうか?高級ブランドの服は、他の服と同じように考えてはいけません。クリーニングに出す場合も同じです。他の服と同じ感覚で出さない方が良いでしょう。
なぜダメなのか…
その意味をクリーニング師の視点で解説しましょう。
ブランドの服を大切にしている人は、デザイン、シルエット、色合いを損ねないように細心の注意を払っていると思います。そこで一番気になるのは、洗い方ですね。
自分で洗う場合は洗濯機で回すことは絶対にせず、手洗いで優しく洗いましょう。
しかし…
高級ブランド服の場合は、出来ればプロに任せるのが安心です。その場合、クリーニング店ならどこでも良いのではなく、ブランド品を専門的に取り扱っている店に依頼するのが一番。
例えば、ブランド服は 「プラスキューブ」 がおすすめです。
ブランドシャツを自宅で洗ってはダメな理由
ブランドシャツを自宅で洗ってはダメ?
「私は大丈夫です」
なぜなら…
「とっても、丁寧に洗ってるので」
このように考えている方も多いと思います。もちろん、自分の服なので自分自身がそれで良ければ問題はありません。
ただ…、洗い方、仕上げ方が正しくないと高級ブランドの本来の良さを維持するのは難しい。これは知っておいた方が良いでしょう。
よくある失敗として…
洗うのは丁寧で問題は無くても、アイロンで失敗している方が多いようです。パシッとキレイにアイロンをかけるのが常に正解ではないからです。
繊維の柔らかく立ったような感じ、滑らかな曲線、シワのようでシワではないデザインなど、奥深い魅力に気が付かず、無意識にやってしまう事例が多くあります。
問答無用にパシッとアイロンでペタンコにしてしまうと、元に戻すのは難しい。
数千円のシャツならそれでOKでも、数万円のシャツの場合、その事実を知ったら、けっこう凹んでしまうのではないでしょうか。
近所のクリーニング店でもダメな理由
「クリーニング店に出しているから安心」
本当にそうでしょうか?
「そのクリーニング店はブランド品の取り扱いに慣れている店か?」
そこが重要です。そうでないとパシッとプレスされて戻って来る可能性があります。それで問題ない、特に変化が分からない、それなら気にする必要はないでしょう。
ただ、そのプレスの強さが気になる場合、それはクリーニング店が悪いのでしょうか?
その状態によって判断は難しいですが、基本的にそこまで要求するのは無理があります。クリーニング店に過失はない場合が大半でしょう。普通仕上げは、そうゆものです。
(※ここでは二重線やアイロンシワなどは意味が違います)
ブランドに応じた細かい要求があり、特別に手仕上げを求めるなら、追加料金(デラックス仕上げなど最高級の仕上げ料金)を支払うべきです。
いや、厳密に言えば…
ブランド品を専門に扱っている店に出す方が安心なのです。
一般的なクリーニング店では、集荷した衣類は、検品、洗い、仕上げ、検品、包装の流れの中で仕上げて行きます。基本的には同じ工程です。
普通の衣類ならそれで品質は十分です。キレイに洗い、キレイに仕上がります。
高級ブランドの場合、本物の良さを知っている”こだわり人”にしか分からない型崩れで、普通の人から見れば、何一つ過失のない仕上がりのはず。
しかし、高級ブランドは同じ工程ではなく、そのブランドの特徴を理解した人が洗い、仕上げる店にお任せしないといけないのです。
だからこそ、ブランド品を多く取り扱うお店に任せたい。
その意味でも「プラスキューブ」は、信頼のあるお店と言えるでしょう。
※高級ブランドの服に関しては、何も考えずに近所のクリーニング店に出すと、失敗する場合もありますので、十分に注意しましょう。
クリーニング店のブランド服 クレーム事例
クリーニング店のクレーム事例の中に「クリーニングに出して、風合いが変わった」「型崩れが起きた」という申し出があります。
もちろん、誰が見ても「これはダメ」という状況なら、それは明らかにクリーニン店に問題があるでしょう。しかし、受付の店員が「え?どこが??」というケースもあるのです。
お客様は「全然違う」「元に戻して」「弁償して」と一点張り。クリーニング店は、とりあえず再仕上で受けるが、結局…何も変わらないでお返しとなる。
お客さんは納得できず…
最終的には、交渉は決裂になり、消費者センターに持ち込む。そこでも「仕上がりはそんな悪い様には見えませんが…」と言いながらも、消費者センターの方は話は懸命に聞いてくれるでしょう。でも、このケース…クリーニング店での弁償などあり得ないと思います。
その仕上がりに納得いかないのは分かりますが、クリーニングの仕上がりに過失がない場合は、弁償や保証の対象外となるのが一般的です。
最終的にはクレーマーのような目で見られ、お客さん側は「二度とこんな店を利用しない」と憤り、双方にとって最悪な結末で終わってしまう。
何が問題だと思いますか?
このようなケースの場合…
クリーニング店は特に悪くない場合が多いです。普通にキレイに洗って仕上げているのです。納得されないかもしれませんが、これ以上は無理でしょう。
再仕上を要求し、何度もやり直し、より型が崩れる可能性も出てきます。
そのブランド服のデザインが、超繊細なレベルで特別なシルエットであることが原因です。それはブランド好きな人にしか分からない…細かい拘りです。
でも、この繊細な拘りこそが、高級ブランドの魅力なんです。
もちろん、クリーニング店の方も多くのブランドを扱っているので、普通の人より詳しいですが、ブランド服専門の仕上げをしていたら、その価格では無理でしょう。
手間と時間がかかり過ぎます。
だから、高級ブランドは、それに適した対応ある店で洗ってもらう必要があります。ブランドを専門に扱っている店は経験と実績が全く異なります。
でも、やっぱりクリーニング料金は低価格ではありません。それをケチるなら、高級ブランドの服は着ない方が良いかもしれません。
本当に服が好きなら、そこまで拘りたいものです。
だから高級ブランドなのではないでしょうか。
悩んで気に入って買ったお気に入りの一着、大切に着用して、きちんと洗ってくれる店に出す。長く大切に着る。そこに価値があるのです。
クリーニング店の中には、「高級ブランド取扱店」と看板に出し、けっこうな値段で受け付けている店もあります。その店が良いのか、そうでないのかは分かりませんが…
評判が良い店の一つに「プラスキューブ」は覚えておきたい。
低価格なクリーニング店と比べると、少しお値段は高くなりますが、高級ブランドは、高級ブランドに適した洗いと仕上げのクリーニング店を利用するのが安心です。