今回はクリーニング屋さんの「染み抜き」に関する話題。クリーニング店を利用する人に聞くと、殆どの人が「シミが付いたから」と言う理由が一番多いようです。
染み抜きとクリーニング
シミが付いたからクリーニング店に出す。これは確かに正しい選択です。シミは時間が経過すると落ちにくくなります。それは家庭しみ抜きだけでなく、クリーニング店も同じです。
こんな話を聞いた事はありませんか?「消費者の8割はクリーニングに不満を持っている」と言った話。ちょっと大げさにも感じるけど、実際はどうなんでしょうね。
クリーニング店を利用する消費者の不満は8割
クリーニング店を利用した人の8割が不満に感じているクリーニング業界。一体何が問題なのでしょうか?気になります。
その不満に感じられる原因をリストアップしてみましょう。
例えば一般的に考えられる事と言えば、シミが落ちていない、キレイになってない、アイロンが悪い、臭い、何か匂う、ゴミが入ってた、虫がへばりついていた、接客が悪い、値段が高い、など…
細かく考えたら切りがないかもしれませんが、実際にあなたが利用しているクリーニング店はどうでしょうか?
もし気に入らない点があるなら簡単!次から別の店に利用店を変えれば良いだけです。
世の中に8割の人が不満に感じてる中で、2割の優良店を探すのは難しいかもしれないけど、全てが悪いと言うワケはないはずです。
利用中のトラブルの場合はどうしたら良いの?
気に入らなければ、次から店を変えればよいと簡単に言われても、次のようなケースの場合もあるかもしれませんね。例えば…
シミが全く落ちてない
アイロンが下手でシワシワ
クリーニングで風合いが変になった
今度から絶対に別の店に出すけど、おいおい!この服はどうしてくれるんだ!?と言うケースです。困りますよね。
仕上がりに問題あるケースの対処法は…
クリーニング店には、ハッキリ伝える事です。でもクリーニング店の中には「染み抜き」が出来ない店もあります。ただ洗うだけの店。
意外と思われるかもしれませんが、実は多いです。だから、このような店で「染み抜き料金」が発生している時点で変なのです。
このような場合は、まず再染み抜き、再仕上を要求しましょう。それでも何も変わらない場合は、シミ抜き料金だけ返金を願い出ると良いでしょう。
ただし、クリーニング料金を返金して下さい!って言うのは消費者側の間違いです。実際に洗っているわけですので、洗った事実を無しにしろって言うのは、見方を変えれば恐喝や脅迫になるのでご注意下さい。
クリーニング店の方から、「クリーニング代は結構です」と言い出した場合は別ですが、消費者側からクリーニング代を全て返せは言っては行けません。交渉するなら約束を果たしていない染み抜き料金(有料染み抜きの場合)まででしょう。
風合いに問題がある場合、弁償して欲しい場合は…
シミが落ちていない、仕上がりが悪いと言った問題ではなく、クリーニングに出した服の風合いが変わった、脱色した、破れた、傷がついた、剥がれてるなど、いわゆるクレームとなる場合もあります。
風合いに関しては証拠がないので弁償は難しい場合が多い。ただ破れたり、傷ついたり、変色した場合などは、弁償の対象になります。
しかし全額弁償と言う事は、まずありえません。要するに購入金額で返金は、ほぼ100%あり得ないでしょう。
衣類は製造日から計算し、1年も経てば半額以下の価値になっています。クリーニング店は弁償する場合、この値段で交渉をしますので、益々トラブルは拡大しやすいのです。
トラブルが発生した場合、最終的には「生活消費者センター」に相談となるケースも多い。しかし、この消費者センターは消費者の味方のはずですが、結果的には消費者の思い通りの結果にならないケースが大半。
何故なら「結局は衣類の価値は…」と言う結果になるのは明らかで、結局は購入金額の1割や2割で弁償で収まってしまうからです。
では、どうしたら良いのか?
もしクリーニング店に対し納得できない場合は、トコトン、しつこく、クリーニング店に納得できていない事を主張し続けるだけです。しんどいし、疲れます。体力も使います。ストレスもたまります。
だから、クリーニング店は適当に選ぶのではなく、きちんとした店を探し利用しなくてはいけないのです。クリーニング店選びはネットの評判は当てにならない場合が多い。口コミはサクラが多いです。テレビに出てるクリーニング店が優良とも限りません。地元で評判の店を耳で聞いて利用するのが一番と言えるでしょう。
消費者の8割が不満に感じる業界です。大切な服を出す時は、ちゃんと店選びを忘れずに!