雨の染み抜きについて
雨でシミ…。皮革製品やフェイクレザー的なアクリルやポリエステルなどで多いようです。大気の汚れなどで雨が汚れている場合もあり「ちょっと濡れた」そんな場合に起きやすい。
全体的にボトボトになるほど濡れたらシミにはなりにくいです。
つまり雨がまだらであるがゆえにシミに見える。そんな時は霧吹きで全体的に湿らせてみましょう。それだけで雨のシミは消える場合が多いです。
応急処置方法
雨のシミの応急処置は具体的にはありませんが、出来るだけ早く乾かすのが一番。長い事濡れた状態と言うのは、衣類によっては色が出て来てしまう場合もあります。
またカビなどの原因になりやすいので、ここで言う雨のシミとはニュアンスは異なりますが、注意しておきたい部分です。
雨のしみ抜きに使うもの
基本的に雨のシミには洗剤などは必要ありません。しかし大気が汚れてて雨にススなどが混じって黒くなっている場合のみ、洗剤または漂白を使いましょう。とは言え、ほぼ使う事はないでしょう。一応記載は残しておきます。雨のシミは霧吹きだけで十分です。
「台所用洗剤」
普段の食器洗いで使っているものでOK。
「液体タイプ酸素系漂白剤」
塩素系は× 酸素系を使います。
「セスキ炭酸ソーダ」
アルカリ剤です。これでパワーアップ!
「クエン酸」
最後に酸性でアルカリを中和します。
雨の染み抜き方法
シミ部分に「台所用洗剤」をつけ歯ブラシでトントンします。ゴシゴシ擦って生地を痛めないように注意しましょう。台所洗剤だけでシミが落ちていたら終了です。もしまだシミが残っていたら次のステップに進みます。
※ここでは漂泊の染み抜きまでする必要は、まずないでしょう。
シミが残っていたら、そこに「セスキ炭酸ソーダ」をふりかけ、更にシミ部分に「液体の酸素系漂白剤」を大さじ一杯分ほどかけます。
セスキ炭酸ソーダはアルカリ剤です。酸素系漂白剤にアルカリの力を加え、パワーアップさせ、更に熱を加えます。ここでドライヤーでもOKですが、コップに熱湯を入れ、シミ部分にゆっくりかけ、5分~10分ほど放置させるのが楽ちんでおすすめ。
最後に、アルカリが残ったままだと衣類を痛めてしまうので「クエン酸水」をシミ部分に流し込み中和します。
しみ抜きはココで終了ですが、シミが残っていたら、セスキ炭酸ソーダを再びかけ、同じ作業を繰り返してみましょう。もしシミが取れていたら、洗濯機で洗うようにして下さい。
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