うな丼の染み抜き&クリーニング店の選び方
うな丼のシミは意外と落ちやすい。ただ、炭焼きのウナギと濃厚タレの組合せは油断禁物。実践するなら、台所用洗剤や酸素系漂白剤を使いましょう。
服のデザインや素材、また時間が経過などで難易度は上がります。
このシミでクリーニング店を利用する場合、染み抜き専門店でなく、普通のクリーニング店で大丈夫だと思います。その方がリーズナブルでしょう。
では、家庭で染み抜きをする場合のコツをお伝えしましょう。
※クリーニング師監修
【解説】うな丼の染み抜き方法!簡単術
家庭での染み抜き方法は色々ありますが、ココで紹介する方法は最もシンプルで簡単な方法と言えるでしょう。
用意するものは…
「台所用洗剤」
「酸素系漂白剤」
「セスキ炭酸ソーダ」or「重層」
「クエン酸」
です。セスキ炭酸ソーダ、重層、クエン酸は100均で売っています。
では、染み抜きの開始です。
①台所用洗剤を塗る。
普段使っている台所用洗剤でOK。
②台所用洗剤を歯ブラシなどでトントンする。
この時にゴシゴシ擦るのはNG。擦るのではなく、洗剤を繊維の奥に染みこませるイメージです。ただし、ポリエステルなど丈夫な素材であればゴシゴシしてもOK(ゴシゴシして生地が五傷まなければ大丈夫)。
※ここでシミが落ちたら終了です。
③アルカリ剤をかけ、酸素系漂白剤をかけます。
アルカリ剤は重層・セスキ炭酸ソーダです。どちらでもOK。酸素系漂白剤も液体・粉末、どちらでもOKです。
粉末の酸素系漂白剤はアルカリ性なので重層を使用しなくても大丈夫。
アルカリ剤を使用する理由は、洗浄力をアップさせる効果があるからです。
④漂白剤+アルカリ剤+加熱
漂白剤にアルカリ剤で洗浄力をアップさせ、さらに加熱させるとより洗浄力はアップ。加熱はドライヤーが一般的ですが、お湯をかけてもOK。
高温は生地を傷める場合あり。火傷にも注意しましょう。ヤカンなどの蒸気を紹介しているサイトがありますが、キケンなのでおすすめ出来ません。
⑤加熱には数分時間をかけます。
加熱の時間は一概には言えませんが…5分ほど目安。ただし、常に衣類の状態を見て、生地が弱ってたり、色彩(衣類のデザイン)に異常を感じたらスグにストップしましょう。
⑥ここでチェックする。
この段階でシミが落ちていたら、クエン酸で中和して濯いで終了です。
もし、シミが残っていたら③④⑤を数回繰り返します。繰り返しても変化なければシミは落ちません。考え方としては、薄くなる限り、シミは落ちる可能性があります。
※基本的に染み抜き1回で落ちるほど甘くありません。3~4回は一般的です。
ただし、やり過ぎると生地を傷める場合があるので、判断は慎重に。
⑦シミが落ちていたら、最後にクエン酸を使用します。
アルカリ剤なのでクエン酸で中和が必要です。これを忘れてしまうと、服にアルカリが残留してしまい、変色の原因になります。
⑧再洗いして終了です。
クエン酸で中和しても、洗剤やアルカリ剤の残留を防ぐため、もう一度洗いましょう。その方が安心です。
以上、参考になれば幸いです。
【うな丼のシミ】クリーニング店に出す場合
クリーニング店の選び方は人それぞれですが、特殊なシミ※以外は「染み抜き無料」の店を利用するのがおすすめです。
うな丼のシミは一般的に特殊なシミではありません。
※特殊なシミは、塗料、インク、カビ、血液、変色、白髪染めなど。
家庭染み抜きでは、特殊なシミ以外は、8割ほど落とせますが、時間と手間が大幅にかかる場合があります。
「自分で染み抜きは面倒」「自信が無い」「デリケート素材」「大事な服だから、絶対に失敗したくない」って場合は、クリーニング店を利用するのがおすすめです。
クリーニング店を選ぶ時は…
特殊なシミ以外は染み抜き無料の店を利用するとお得。近所に染み抜き無料の店が無ければ、送料無料の宅配を使ってみると良いでしょう。
また、万一の時に備え、賠償基準が公式サイトで明記されている店であることも大切なポイントとなります。
店舗に出す場合は、仕上がり日が早く明確な店を選びましょう。