修正液の染み抜き
修正液のシミは落ちにくそうに見えて意外と簡単に落ちる場合が多いです。このシミは除光液を使うのが有効的ですが、修正液の場合、除光液を使うタイミングがポイント。
ちなみにアセテートやトリアセテートと言ったスカートの裏地に見られる素材には除光液は使えませんの注意しましょう。
応急処置方法
粘着系のシミ(瞬間接着剤、ボンド、のり、シールなど)は除光液が効果的です。
修正液も同様です。スグに揮発してしまいますが、何度も繰り返す事でキレイに落ちる場合が多いです。
出先で粘着が衣類に付いてしまった場合は、100均などでも除光液(アセトン入り)は売っている場合があるので、探して見ても良いでしょう。
修正液のしみ抜きに使うもの
「除光液」
アセトン入りを使う。アセテートには使用不可
「台所用洗剤」
普段の食器洗いで使っているものでOKです。
「液体タイプ酸素系漂白剤」
塩素系は× 酸素系を使います。
「セスキ炭酸ソーダ」
アルカリ剤です。これでパワーアップ!
「クエン酸」
最後に酸性でアルカリを中和します。
修正液の染み抜き方法
修正液のシミの場合、いきなり洗剤や薬剤を使うのではなく、修正液のシミを乾燥させてパリパリの状態で歯ブラシなどを使い、まずは削ぎ落としましょう。この時に生地を傷めないように注意。白い塊を落としてから洗剤や薬剤を使うようにするのがポイント。
※修正液の白い塊が落ちてから、除光液を使います。
シミ部分に「除光液」をかけ、歯ブラシやスプーンの背などで生地を傷めないようにトントンとしましょう。除光液はスグに揮発するので、何度も繰り返す必要があります。
もし除光液で8割~9割ほど落ちて、あと少しだけ取れないと言う場合は、「台所用洗剤」をつけ、少しトントンしてみましょう。まだシミが残っていたら次のステップに進みます。
シミが残っていたら、そこに「セスキ炭酸ソーダ」をふりかけ、更にシミ部分に「液体の酸素系漂白剤」を大さじ一杯分ほどかけます。
セスキ炭酸ソーダはアルカリ剤です。酸素系漂白剤にアルカリの力を加え、パワーアップさせ、更に熱を加えます。ここでドライヤーでもOKですが、コップに熱湯を入れ、シミ部分にゆっくりかけ、5分~10分ほど放置させるのが楽ちんでおすすめ。
最後に、アルカリが残ったままだと衣類を痛めてしまうので「クエン酸水」をシミ部分に流し込み中和します。
しみ抜きはココで終了ですが、シミが残っていたら、セスキ炭酸ソーダを再びかけ、同じ作業を繰り返してみましょう。もしシミが取れていたら、洗濯機で洗うようにして下さい。
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