子供のコート、全体的な汚れの落とし方
今回紹介するのは購入後約2ヵ月の子供のコートの洗い方に関してです。洗い方と言うより染み抜き方法ですが、今回紹介する程度の汚れであればクリーニングに出さず、家庭で簡単に落とせます。
子供の服はあっという間に汚れてしまいますので、コートとは言え、自宅で何とかしたいものですね!!それでは、洗い方を紹介しましょう。
その汚れと言うのが、全体的な黒ずみ、食べこぼし、泥汚れなどが中心ですが、今回のこのコートは牛乳もこぼしてしまったそうです。それも4~5日前の事だとか…
袖の周辺も随分と汚れています。
ます洗濯表示を見ると、手洗いOKのマークがあります。これがあれば基本的に家庭で洗えますし、染み抜きも出来ます。
今回のコートの素材に「レーヨン」と書かれていますね。レーヨン5%とありますが、本来であればレーヨンが5%入っていたら水洗いは×になっているはず。レーヨンは水に弱いので基本的には洗うことが出来ません。
では、今回は何故洗濯表示が「手洗いOK」になっているのか?実はレーヨンの中にも加工され洗う事が出来るウォッシャブル・レーヨンと言うものが存在しています。このレーヨンは水洗いが可能なのです。
さて、今回のように全体的な汚れの場合は、台所用洗剤が役立ちます。
汚れの目立つ部分に台所用洗剤をかけて、歯ブラシでゴシゴシと。
一般的にゴシゴシしたら生地傷めてしまいます。でも子供服の場合はある程度ゴシゴシ出来るものが多い。ポリエステルなら丈夫な場合が多いですからね!!
(ここは自己判断で無理は禁物です)
今回のこのコートは生地が丈夫でしたので、途中で歯ブラシからブラシに変え、力を入れてゴシゴシしました。今回は汚れが強かったし、範囲が広かったからです。
ちなみに、こんなに汚れていました。
台所よ洗剤だけで7~8割ほど落ちていましたが、牛乳をこぼしたままと聞いていたし、除菌の効果も期待して漂泊済で漬け込みをする事にしました。
まずはアルカリ剤として「セスキ炭酸ソーダ」を少量ふりかけ、
液体の酸素系漂白剤を使用します。
5分ほど漬け込みます。
アルカリ+酸素系漂白剤は一度排水し、中和するために「クエン酸」を投入します。
クエン酸水に漬けこんで、1~2分経てば、今回のしみ抜きは終了です。ブラシでゴシゴシしたおかげもあって、水に浸かった状態でも随分綺麗になっているのが分かります。
さて、ここで脱水をするのですが、コートの飾りが脱水機の中で割れてしまう可能性があるのでファスナーを閉め、飾りもブランブランしないようにさせます。
そして裏返します。
それから洗濯機に入れて、
脱水時間を3分に設定。
そして脱水機から出し、外に干し、乾いてから汚れの落ち具合を確認すると…
よし!想像以上にキレイになっていました。
今回の染み抜きに要した時間は20分ほど。ポイントは台所用洗剤&ブラシでゴシゴシです。今回は素材が丈夫であったのでやりやすかったです。子供服の場合は、けっこう無茶な洗い方や染み抜きをしても大丈夫な場合が多いです。
もちろん、素材やデザインをみて難しいそうに感じたら無理をしないでください。でも、自宅でここまで綺麗になるなら、クリーニングに出さずに自宅でやって節約になりますね。
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