墨の染み抜き
墨のシミは厄介です。墨は墨汁の場合も同様で粒子が細かいので「固形石鹸」が効果的です。台所用洗剤でもOKですが、石鹸がより良いです。
洗剤で出来るだけ薄くして、そして酸素系漂白剤で更に落としていく流れがおすすめです。ただし無理は禁物でゴシゴシ出来ない衣類は無理かも…。
応急処置方法
墨が衣類に付いてしまったら、最初は濡らしたりはせず、出来るだけパンパンと叩いて落としましょう。その時に押し付けてしまう感じになると逆にシミになりやすいので、炭の部分には出来るだけ触れず叩き落とすのがポイント。
少しでも炭を除いてから自宅で染み抜きをしましょう。ただ簡単に落ちるものではないので、自宅で時間をかけてしっかり落としたい。
墨のしみ抜きに使うもの
「台所用洗剤」「石鹸」
普段使っているものでOK。
「液体タイプ酸素系漂白剤」
塩素系は× 酸素系を使います。
「セスキ炭酸ソーダ」
アルカリ剤です。これでパワーアップ!
「クエン酸」
最後に酸性でアルカリを中和します。
クリーニング屋さんで使っている染み抜き剤は、一般の洗剤より圧倒的に落ちやすいです。楽天で同じようなシミ抜き剤が買えますのでラクしたい方にはおすすめ!
墨の染み抜き方法
ここで使うのは「石鹸」か「台所用洗剤」です。洗剤をシミ部分につけ、歯ブラシでトントンします。ゴシゴシ擦って生地を痛めないように注意しましょう。ここは普段の2倍時間をかけ、洗剤で落とせるだけ落とします。もしまだシミが残っていたら次のステップへ。
※洗剤だけで落ちる場合も多々あります。
※墨は固形石鹸がより効果的です。
それでもシミが残っていたら、次は「セスキ炭酸ソーダ」をふりかけ、更にシミ部分に「液体の酸素系漂白剤」を大さじ一杯分ほどかけます。
セスキ炭酸ソーダはアルカリ剤です。酸素系漂白剤にアルカリの力を加え、パワーアップさせ、更に熱を加えます。ここでドライヤーでもOKですが、コップに熱湯を入れ、シミ部分にゆっくりかけ、5分~10分ほど放置させるのが楽ちんでおすすめ。
最後に、アルカリが残ったままだと衣類を痛めてしまうので「クエン酸水」をシミ部分に流し込み中和します。
漂白剤を使うシミ抜き事例はコチラ!
【重要ポイント】
衣類の染み抜きは家庭で落とすには限界があります。難しい場合は無理をせずに信頼できるクリーニング店を利用しましょう。