ブランド服をクリーニングに出す時の注意点
きっと、ご存知だと思いますが…
高級ブランドの服をクリーニングに出す時、他の服と同じ感覚では出さない方が良いでしょう。型崩れなどを防ぐためには、お店選びが大事です。
ブランドの服を大切にしている人は、デザイン、シルエット、色合いを損ねないように細心の注意を払っていると思います。
その一方で、普段着に関しては…そんな気遣はしないでしょう。大切に扱っていても注意の払い方は全く異なるはず。
それはクリーニングも同じです。
クリーニング店はどの店も等しく、お客から預かった服は大切に扱います。キレイに洗ってくれます。でも、ブランド品に合わせた洗い&仕上げをしているか?と言えば、そんな事はあり得ません。
※普通料金で、それを求めるのはオカシイ。クリーニング店も、そこまで応じると過剰サービスで採算が合わないはず。ボランティアでなく商売なので。
それを求めるなら…
ブランド品を日頃よりブランドを専門的に扱っているお店を利用するのが正解と言えるでしょう。例えば、 モンクチュール はおすすめです。
※ブランド品以外でも、宅配クリーニングを安心して利用したい全ての方におすすめです。
高級ブランドを洗うクリーニング工場へ
ところで、ノムラクリーニングを知っていますか?
このノムラクリーニングとは、関西売上No.1のクリーニング店で、大阪、奈良、兵庫、京都に約240店舗もある業界大手のお店。
その宅配部門が、 モンクチュール です。
ここでは、多くのブランド衣類が日本全国から集まっています。
クリーニング業界の関係者であれば…
ノムラクリーニングの事を知らない者はいません。そして、その洗い方、品質、そして対応力など、同じ業界の者であれば大体分かるのではないでしょうか。
この品質を、この規模で提供しているのはスゴイと…。
<時々、耳にする話ですが…>
個人店は手仕上げで丁寧、チェーン店のような大手はパートさんの流れ作業だから粗悪、個人店は値段が高いけど高品質、チェーン店は安いけど品質が悪い…。
こんな噂を耳にすることが、たま~にあります。
事実と思います?
個人の考え方は自由です。上記の話に当てはまる店もあるでしょう。
(突出した技術を持つ個人のクリーニング店は、もちろんあります)
ただ、クリーニング業界を知る私の個人的な目線で言うなら、大手クリーニング店の方が信頼度が全然違います。つまり、万一トラブルになった時の対応力が全く違うのです。
それに…
平均的な技術も高い。もちろん、個人店の中には特殊技術を持つ方もいますので、一概には言えません。
でも、良心的な価格で圧倒的な信頼感あるのは大手クリーニング店でしょう。資金力があるので最新の機材を使っている。溶剤管理もしっかりしています。
それに、社内での研修や勉強会の頻度も全然違います。スタッフ一人ひとりの責任感と言うか、プロ意識がやっぱり全然違うんです。
大切な服はこのような店に任せたいですよね!
特別に「ブランド品」の仕上げを見せてもらいました!
この取り扱い方を見れば…
「ブランド品は、このような店に任せたい」って思うのではないでしょうか。実際に見せてもらい「やっぱり凄いな」「さすがだな」って印象です。
1Fのレギュラーコースから2Fに移動。
ここは染み抜き研究室、VIPコース、ダウン類、毛布などのクリーニング工場です。
これは人体と呼ばれる仕上げ機です。
要はアパレル仕上げ、柔らかくソフトな仕上がりが特徴です。
職人さんはブランドの特徴に合わせた仕上げ方を修得しており、裏地もキレイに丁寧に整えてくれます。
この一着にかける手間がすごい。
ここまで丁寧にやってくれているなんて、知らないでしょ!この服の持ち主が見たら、きっと感動するでしょう。
アイロンさばきは、芸術的です。
この一着を仕上げるのに、一体何分費やしたのだろうか?
普通仕上げ(機械仕上げ)で行くと、ホントあっと言う間に仕上がります。そして、同じ職人さんに「普通に仕上げて」と言えば、パパッと簡単に仕上げてしまうはず。
しかし、そうではなく徹底的に丁寧に仕上げるのが、この部門の役割。
その服の特徴、ブランドの性質を見極め仕上げていく、まさにプロの上を行くレベル。ここまで丁寧に向き合ってくれていることを考えると…
この「モンクチュール」10点パックなど、かなりお得ですね。
補足ですが…
私が工場見学をしている時、染み抜きの社内研修中でした。
その研修を受けているスタッフの方々は、現場ではベテランで、染み抜きも既に経験済みの方々。つまり、ノムラクリーニングでは、ある一定の経験と技術を持つと、スキルアップしていく社内制度があるんだとか。
ここで更に高い技術を学んでいました。
要するに、このVIPコースのフロアで作業をしている段階で、今までに何千、何万もの衣類を扱って来た人達ばかり。
このような環境で、大切な服を洗ってくれているのは嬉しいですね。
これは業界「あるある」ですが…
クリーニングに出して、仕上がったシャツを見て「プレスが強い」「風合いが変わった」とクレームが起きる場合があります。
この場合、このプレスをしたクリーニング店が悪いのでしょうか?
その状態によって判断は難しいですが、
基本的にそこまで要求するのは無理があります。クリーニング店に過失はない場合が大半でしょう。普通仕上げは、そうゆものです。
(※ここでは二重線やアイロンシワなどは意味が違います)
一般的なクリーニング店では、集荷した衣類は、検品、洗い、仕上げ、検品、包装の流れの中で仕上げて行きます。基本的には同じ工程です。
普通の衣類ならそれで品質は十分です。キレイに洗い、キレイに仕上がります。
ただ、高級ブランドの場合、その良さを知っている”こだわり人”にしか分からない良さがあります。それを普通仕上げに求めるのは、ちょっと…と思います。
やはり、ブロンド品を大切に着たいなら、それに適したクリーニング店で、それに適した洗いのコースで利用するようにしましょう。